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新年もよろしくお願いします。
学生時代の課題作品などを断捨離。 さすがに全部は捨てられないのだけれど 参考資料になる提出課題と思い入れのある作品以外は捨てる。 むしろなぜ今まで取って置いてるんだ…とも思うけれど今回「捨てれるな」と思えたのは昔の作品より新しく作った作品が増えてきたからです。 多分自分の中の器の分量が決まっているような感じなんだと思う。
部分縫い半身ジャケットの胸ポケに紙切れが入っている。 担任の先生からダメだし箇所のメモ。 理不尽なもの、あれ?そこ忘れてたんだ…ってうっかりしてたもの、「間違ってはいませんが綺麗な始末とは言えません」というぐうの音もでないもの。 この先生はほんと技術面と厳しさがズバ抜けている人で、神みたいなもので、メモを読んだだけで当時の緊張感がよみがえる。 あの学校で過ごした日々は今思い返しても結構くれいじーーで人生最大の苦行とか緊張とか勉強はあそこでかなり高レベルに達してしまった。以後何かが起こるたびに「あの時に比べたらまだまだだな…」と思い返し結構いけてしまうようになってしまった。
スランプというよりもっと以前の問題のような行き詰まりもそれなりに多々あってそういう時は全て無視して自分のやりたいことを人目を気にせず家に引きこもって(授業に出ず先生の言うことやカリキュラムの目的や友達の傾向を遮断する)やってみるというのを何度かやらかしていた。
その作品自体にも自分同様"行き詰まり"(自分ひとりでやっているレベルに過ぎない)を感じるのだけれど、自分がやりたいことをそのままやってしまうとこうなる…その内容は好きだけれど何かが違うから"この程度"のものにしかならない…じゃあなんなんだろう?っていう問題に頭でわかっているよりも実行が伴うとより近づけた感じがして、でもまぁその後もしばらく行き詰まりは続いてボー然自失状態が何ヶ月も続くのだが、、
その作品を作った時、提出日に合わせて久々に学校に向かい 人もまばらな教室で仕上げのアイロンをかけて(提出日は学期の最後なので通常の授業はなく、副教科でちらほらマスが埋まっているだけなので校内はいつもよりガランとしている) あまり人に見られたくないような卑屈な気持ちを無表情気味に隠しながら ちらほら居合わせた友達と できたんだ、提出間に合ってよかったねとりあえず なんて話をして、だいたいみんなクラスメイトの作品に対しての感想ってあんまり言わないものだと思うんだけど…どこの学校で何作ってても。重たい気分でトルソーに着せつけようと廊下でもやもやグダグダしていたら、勢いよく上の階から階段を駆け下りてきたいつも騒がしいヤツが
あれ?なんでおるん!あ、それ、つくったん!見せて!なにこれどーなっとんの、着ていい!?
えぇ待ってさっきアイロンかけたばっかなんだけどってかウエストかなりしぼってるからメンズが着たらシルエット崩れる!
いけるいけるいけるだいじょーぶ!
さすがに袖丈足りてないけど入るね…さすが細いね…
いーやんこれ、ちょうだい!かっこいーやん
だから袖足りてないって
まーねーー、うーん、でもいいじゃん、ずっと来んと思っとったらこんな加工とかしてたんじゃねー
。。。。なんて勢いだけの会話をしてスルスルと脱いでさっさとどこかに行ってしまってなんだか廊下でひとりぽつーんとしてしまうけども正直そんなのって救われた気持ちになってしまうような、めんどくさい、でも問題は続くっていう、気怠いだらけの午後2時くらいを思い出した。
文章直したら終わらなくなりそうだからそのままあげる。
で、その作品をこれから捨てる。
その次の作品は形にすらならなかった。
その次の作品はとっておいてる。
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「金髪のイメージが強すぎて誰かわからなかった!」と最近またよく言われる。自分的には、金髪もそうだけど、伸ばしてるのが更に誰かわからなくさせていそうな気もする。なんとなく寂しい気になり…金髪にもどすか…?と呟いたら昔を知らない初対面の人が、いや、金髪だったら今こんな気軽に話しかけられてないから、金髪じゃなくていいです、と。そう、それな、、。でもなんか、関係ないけどカラーリングしたいな。淡い色に。お金ないな。でも最初に金髪やめようと決めたきっかけは、ライブ会場での悪目立ちを防ぐ為なんやで〜〜。ははは。そういう客層なんだもん。そんな年末。来年は、燃やした二階を1から作り上げていかなきゃなんない。